2017/04/07

2月度発表会 (後編)

引き続き、今回も2月度発表会の紹介です
前回の記事はコチラ→2月度発表会 (前編)



デザイン画
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花札から着想を経て、藤の花と蛇の目傘をモチーフにデザインしたとのことです。
特にこのデザインを何か商品にするために考えたわけではなく、
描きたい!という気持ちから制作しています。

以前は太い黒の主線で描いていたとのですが、
生活環境が変わって癒しを求めるようになり、
白の主線で柔らかい印象になるように心がけるようになったそうです。

作品は描いているときの環境に影響されやすいと思います。
疲れて気持ちが沈んでいるときは、筆が進まなかったり思うような絵が描けないことがあれば、
一方、ゆったりと落ち着いているときは、集中して描けて会心の作ができることもあります。
しんどい時は抱え込まず、気分転換をした方がいいかもしれませんね



キャラクターイラスト
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「ツリ目の女の子がかわいくて好き。」という意見がありました。

前までのキャラクターイラストは実際に見た人を描いていたので
少し硬くなっていたのかもしれないと、描いたメンバーは思っていたようです。

実際に見たものだけではなく、
そこに自分の好きなもののテイストを含めて描いていくと個性が出てきます。

好きなものは、顔や体の造形、性格などの内面的要素や仕草など何でもいいです。
自分の描きたいものを前面に出したほうが、見る人にもより明確に伝わるように感じます。

どこまで好きなものを絵に出せるかが大切です



キャラクターイラスト
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普段は、カバンやポーチなどの雑貨を作ることが多かったので
この絵は息抜きで描いたとのことです。

「久しぶりにこの絵柄で描いてストレス発散にもなって、楽しかった
と言っていました。

絵を描くにおいて、楽しむ気持ちがやっぱり大事ですからね。

普段の制作が好きなことでも、たまには違うことをするのも必要です。
違うことをすると視点や気持ちを切り替えることができるので、普段の制作のヒントや新たなアイディアに繋がります。



組紐
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組紐とは、複数の糸を織り込んで作った紐のことです。

今回の発表会でこの作品を見たメンバーが
「靴紐を作って、靴をデコパージュすれば新しい作品ができるのではないか。」
と提案すると、制作したメンバーは、靴のアイディアは思いつかなかったようでとても関心を示していました。

興味のあることに何でも挑戦していく姿勢は、本人だけではなく周りの人にもやる気を与えてくれます
次の作品がどんな風にできるのか楽しみです



今回の発表会で特に印象に残ったのは
「趣味と仕事(実益)について」

絵の仕事に興味があって、趣味で絵を描いている人の中には
・本当は絵で生計を立てたいけど言うのが恥ずかしい。
・仕事にするには自分はまだまだだと、謙遜して制作している。

場合が多く感じます。


また、時間や内容に制限されず自由に制作したいから、仕事にするには考えていないという方もいると思います。

どんな場合であれ、絵を描くことが好きなことには変わらないはずです。
趣味と仕事で、制作に対する本気度が違うことはありません

実際に趣味から始めて作ったものをSNSにあげたところ、
制作者同士のコミュティが広がった、実際に商品化したという話や
イベントで販売したら、注文が入るようになったという話を聞いたことがあります。

また、有名なピーター・ラビットは、著者が知り合いの息子に送った絵手紙が評判が良く、
出版のきっかけになっています。
どれも稀な事例かもしれませんが、絵を描いたり制作が本当に好きで作品を人に見せたからできることです。


作品にしたからにはもっと世間にアピールすべきだと思います。

自分の作品を見てくれた人が、笑顔で楽しそうにしてくれると嬉しくなります
人と共有できると嬉しいですし、もっと楽しんでもらえる作品にしよう!とやる気になりますしね。



発表会は、自分の作品を他のメンバーが客観的に見て意見を出してくれることも
人の作品を見ることも勉強になるのでドキドキしておもしろいです。
作品を良くするチャンスとして、発表の場を大事にしていきたいです
2017/03/24

2月度発表会 (前編)

アートデザインスクール天神橋筋で毎月恒例の発表会では、
スクールメンバーが作品を持ち寄って見せ合い、意見を交わしています。

人に作品を見てもらうのはいつもドキドキしますが、
自分の作品に対して客観的な意見をもらえるのはうれしいです。


今回は、クリエイターコース 2月度発表会の作品をご紹介します


動物スケッチ
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「群れで描くことによって、動物の表情が出て活き活きしている。」
という感想がありました。
描いているメンバーも動物が好きで、表情を感じとってもらえて嬉しかったようです

「この絵柄は絵本のテイストにいけるのではないか?」という意見から、
絵本にする、書籍の仕事に繋げるなど、今後どうしていきたいのかを
改めて考える必要があります。

自分では気付かなかった方向性や可能性が見つかるのも、発表会ならではです。



パステル画
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「自分が描きたいもの」ということで、「虫と花」をモチーフにしたそうです。
特に虫の翅を描くのが好きだということが、
描いた本人だけではなく見ている人にも描きこみ具合から感じました

描きたいモチーフは何か、それをどうして描きたいのか。
そして見る人にどう感じてほしいのか。

そこを自分の中ではっきりさせて描くと、
より見る人の心を惹きつける魅力的な絵になるのではないでしょうか?


上記の2人は、ただいまグループ展を今月26日(日)まで開催中です。
里山に生きる動物や昆虫がテーマになっています。

詳細はコチラの記事からどうぞ→



動物スケッチと水彩画
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「赤丸で囲んでいるネコとネズミのイラストがゆるくてカワイイ。」
という感想が出ました。
このネズミとネコは、落書きから生まれたキャラクターです

他のスケッチの様に写真や実物を参考にすると、
骨格や質感など見たものはその通りに描かないといけないと思ってしまい
線が硬くなってしまうので、キャラクターの絵はそこを意識せずに描けたそうです。

ただ、ゆるいタッチもリアルよりなタッチもどちらも描くのは楽しいとのことなので、
今後どういう絵柄でいくのかは、ひたすら描いて決まっていくと思います。



うさぎのイラスト
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描いたメンバー曰く、
「生活でモヤモヤすることがあり、そこから抜け出すために描いた。」とのことです。
今まで肩に力が入っていたので、これからは力まずに頑張る!
と目標を掲げていました。

絵を描くときは絵柄や技法などに向いてしまいがちですが、
どんなスタイルで描いていくかも大切です。

自分がやりやすい環境の方が楽しく続きますからね

「今まで見た絵の中でキャラクターが飛び出している感じがしていい!」
という感想から、見ている人にも描いているときの気楽にのびのびとした気持ちが
伝わったように感じました。



素材用イラストとペン画
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最近は、イベントの企画やホームページ制作などで絵を描く機会が少なかったので
覚悟を決めて「この絵柄(画像下のキリン)で描く!」と覚悟して描いたそうです

キリンという動物が好きというより、
そのフォルム、色や模様が好きでモチーフとして選んだとのこと。
何が好きで描いているのかを理解していることは大切だと思います。
こだわりというのは、その人の個性に繋がっていきますからね。

これからこの絵でもっと作品やグッズを制作するとのことなので、楽しみです。



描きたいものは何か?
どうして描きたいのか?
特にどこをこだわって描きたいのか?

と改めて自分自身に問ういい機会になりました。
描きたいものを理解することによって、今後の方向性も決まってきます。

何となく描いたものでもその人の性格や嗜好、心境といった本質が見えてくるので、
絵は本当におもしろいです。



発表会の作品が多いので、発表会の記事は次回に続きます!
イラスト以外に雑貨やデザイン画もご紹介いたしますので、
また見ていただけると嬉しいです
2017/03/17

人に見せるということ

作品は完成させたら終わりではありません。
人に見せることが大切です

アートデザインスクール天神橋では、
作品を持ち寄る発表会のように、作品を見せる機会を設けています。

ただ、視野を広めるためにはもっと不特定多数の人に作品を見せるべきだと思います。
例えば、グッズを制作して販売イベントに参加する、展示会を開く、公募に出すなど
方法は様々です。



スクールのメンバーも販売イベントや展示会に取り組んでいます。
今回は告知も兼ねますが、どんなことをしているのかのご紹介です。


グループ展
自ら展示会の企画をし、
作品制作以外にも会場のディスプレイや商品販売などをしています。

やることは多いですが、
自由度は高く作品の世界観など細部にこだわることができます。


里山いきもの展
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里山に生きる動物や昆虫がテーマのグループ展です。
「都会の忙しさから離れて、
昔田舎に帰省した時の雰囲気を感じて、懐かしい気持ちになってもらいたい。」
というコンセプトです。

展示日時
3月18日(土)~26日(日)
平日
14:00~19:00
土日祝
12:00~19:00
最終日のみ
12:000~18:00

※入場無料

会場:(株)デザインソリッド1Fギャラリー
※アートデザインスクール天神橋と併設です。

地下鉄『天神橋筋六丁目』駅 11番出口から徒歩8分
会場詳細はこちら⇒(株)デザインソリッド



販売イベント
実際に商品を制作し、お客さんと直接販売を行います。
イベントによっては、雑貨やお菓子など他のジャンルの作家も出店しているので、
老若男女、様々な層の方とやり取りができます。


OSAKAアート&てづくりバザール VOL.24
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オリジナルキャラクターの絵本やマグカップ、ステーショナリーの販売です。

出店日       
3月18日(土)
ブースナンバー  
P-23
ブース名      
ぱんだ・うさぎ・こぶた

会場:大阪南港ATCホール
ニュートラム『トレードセンター前』駅 下車直結

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イベント詳細は、↑のバナーからリンクで飛べます。



他にも公募や持ち込みなどありますが、
今回はお客さんと直接やり取りできる展示会と販売イベントに触れました。

人に見せることで、客観的に自分の作品を見ることができます。
特に商品となるとお金が絡むので、人はよりシビアに作品を見るものです。

気に入ったかどうか。
お金を払ってまで欲しいのか。
買った決め手は何だったのか。
どうして手に取らないのか。

など、人の反応から自分の作品について改めて見つめ直すことができます。


作品を人に見せるのは恥ずかしかったり、緊張してしまうことはあります。
それでも、一歩踏み出して誰かに作品を見せてほしいです


見せると、作品について良いところだけではなく悪いところも言われるとは思います。
しかし、それはまだまだ成長するということです。
次の作品制作に繋がっていくと考えています!


少し力んだ言い方になりましたが、
まずは気軽に周りの人から作品を見せて意見を聞いてみて、
見せる機会を増やしてはどうでしょうか?
2017/03/03

いきものたちの音が聞こえる展

今回、私はミロコマチコさんの「いきものたちの音が聞こえる」展へ行って来ました。

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私がミロコマチコさんを知ったのは
オレときいろ」という、黄色を基調にした表紙の絵本です。

最初は鮮やかな色彩に惹かれて手に取ったのですが、
伸びやかな動物の動きと力強いタッチに思わず
見入ってしまいました。

それが今回の展覧会に行くきっかけに繋がったのですが
飾られている絵のほとんどが2m大の作品で思わず圧巻されました。


他にも、絵本の原画や直接絵が描かれているソファがあり
見ていて全く飽きません。

生き物の力強い生命力そのままに、叩きつけるような筆遣いで
描かれた絵は今にも動き出しそうで、とてもわくわくしました。

私は自分の気持ちや想いをキャンバスに叩きつける事が苦手なので、
とても羨ましく感じました。


ミロコマチコさんは個展やグループ展を開いたりライブペインティングをしたり、
絵本を出版したりと外へ向けて活動しています。


私は今までスクールで絵本を作ったり絵を描いたりしてきましたが、
ミロコマチコさんの作品展に行き、もっと絵を描くことや話を作ることが
できたんじゃないかと改めて思いました。


去年は絵本を「作ろう」という気持ちが強く、「絵本という形」に
こだわりすぎて、作品を完成させることができなかったのですが、
今年は子どもから大人へ受け継がれていくような心に残る絵本
作りたいです。


製作がメインで、出展や販売イベントに参加する機会が少なかったので
持込や絵本大賞などにも挑戦し、どんどん表に出ていこうと思います!
2017/02/17

1月度発表会

アートデザインスクール天神橋、月に1度の発表会は、
メンバーが作品を見せて意見を交わす貴重な機会です。

発表会を迎えるたびに、時間が経つのは本当に早いなと感じます。


今回は、2017年最初
クリエイターコース 1月度発表会の作品をご紹介します



動物スケッチ
1月発表会3
色塗りの練習で、実際の色だけではなく、好きな色を使っています。

描いたメンバーは、「もっと細かくリアルに塗りたい!」とのことですが、
「あまり細かく塗ってしまうと、勢いのある線画が消えてしまうのではないか?」
という意見が出ました。
自分なりの絵柄で塗りと線画のバランスをどうしていくかは
描き続けていかないとわかりません。

今はまだ始めたばかりなので、捉われずに何より楽しんで描くことが大事です



アイディアスケッチ
1月発表会4
春にグループ展を開くので、その企画案と作品のラフです。

「作品のラフで、描き込んだもの(画像左上)とそうでないもの(画像右上)とあるけれど、
どちらがやりたいのか?」という質問がありました。

本人曰く
「描き込んだ方は、カラーになるとモチベーションが下がってしまう。」そうです
完成に持っていけるかが大事なので、やりやすい方向に絵を描く必要があります。

スケジュールの制約がありますが、時間に迫られた時こそ人の本質が出ます。
時間が許す限り、自分ができることを形にしていきたい!と気合が入っていたので
グループ展はどんな感じになっていくのか楽しみです。



写真とストラップ
1月発表会6
「ねこ好きが良い!と思う表情や仕草、シーンがそれぞれの写真に収められている。」という意見がありました。

有名な猫島に足を運び、ジャンプするところは粘って待ち続けて撮影したそうです。
写真は、瞬間を切り取るものなので根気強さが必要だと感じます

絵と写真は違いますが、1枚の中に制作者の意図が反映されるというのは同じです。
フォトブックを制作したいとのことなので、撮影以外に写真の編集や加工の仕方も工夫が問われます。



ヘアゴム、レターセット
1月発表会5
「落ち着いた色合いが好き。」という感想があり、
制作したメンバーも気に入っていたので喜んでいました。
自分が良いなと思った作品が他の人にも気に入ってもらえるのは、
やっぱり嬉しいものです

今回のレターセットは自分で印刷したとのことですが、
印刷会社にイラストデータを渡して商品を制作する方法もあります。

品質や量、金銭的な面や限られた時間の中で、どのように商品を効率よく制作するかは考えないといけません。



巾着、レジンアクセサリー
1月発表会7

1月発表会8
レジンアクセサリーは巾着のチャームです。

普段使っている硬いものと違い、グミタイプの柔らかいレジンで制作しています。
素材が変わったので、チャームがきれいに平らにならず苦戦していましたが、
今回レジン制作経験者からアドバイスをもらい、対応策を練るようです。

毎回新しい素材や技法にチャレンジするひたむきな姿勢に、
見ているメンバーは良い刺激をもらっています




今回の発表会で主に取り上げられたのが、「自分が描きやすい絵について」

清書した絵よりラフの方が良く描けた、と思ったことがある人もいると思います。

ラフだと線がたくさん重なっているのできれいに見えたり
清書だと緊張して線が硬くなってしまうことがあります。

またその逆で、ラフだとごちゃごちゃして見づらい絵が
清書したことでスッキリ動きを感じるものになる場合もあります。

どんな描き方だと自分の絵が魅力的に感じるか、そして楽しく描きやすくできるのか。
もし、ラフの方が描きやすく魅力的だと思うなら、それをどう完成形に持っていくか何枚も絵を描いて知る必要があります。



今回は販売イベントがあったので、その商品が多く出ていました。
将来どうしたいのか、という目標を持つことは大事ですが、
今はまだどうしていいのかわからない人もいます。

販売する商品を作る
コンテストに応募する
まずは月に1枚作品を完成させる
、など
まずは身近な目標から達成していくのがやりやすいと思います。

アートデザインスクールの発表会で作品を出すことは、
目標のための役割を担っています
毎回、発表会に作品を出し続けて雑誌編集部に持ち込みに行き、
イラストの仕事に繋げたメンバーは少なくありません。

絵を発表会に出し続けると、最低1ヶ月1枚でも1年あれば12枚絵が溜まります。
そうすると、ポートフォリオにまとめることができ、外に向けて自分の絵を展開していくことができます。
身近な目標も次の一歩に繋がります。


新年1発目の発表会も終わり、メンバーはそれぞれ
「好評だったからこの調子で頑張ろう」「次回はもっとこうしたい!」
など、様々な想いを抱えていると思います。
次回ではその想いが作品にどんな形で出てくるのでしょうか?