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2017/12/22

10月度発表会

月に一度のアートデザインスクール天神橋での発表会。
スクールメンバーが作品を持ち寄り、感想を言ったり、意見交換をします!

今回は、クリエイターコース 10月度発表会の作品を一部ご紹介します。


クロッキー
10hapyoukai4.jpg

「迷い線が多い。」
「全体のバランスがうまく取れない。」
「クロッキーをする回数は少ないけれど、時間内に全身が描けるようになってきた。」
などの意見や感想が出ました。

クロッキーは、短時間で実際にあるものを見たとおりに描く訓練です。
オリジナルを描く時のように、絵に描き手の癖やデフォルメが入り、
実物をそのまま描くというのはなかなか難しいです。

描けるようになるには、見て描いて数をこなしていくしかありません。
すぐには目に見える成果はないかもしれませんが、
コツコツ地道にやっていくと、バランスの取り方や時間配分などに慣れていくのが実感できます。
何事も続けることが大事ですね


旅行記
10hapyoukai1.jpg

会社の社報に載せたとのことで、
「人に見せるものなので、どうすればおもしろく伝えられるのか?」
を描くうえで意識したそうです。

旅行先の現地の人の表情や顔つき、地図やご当地グルメなど、
普段のゆるい絵柄に合わせつつ、一発で見て分かるようになっています。

「誰に、どういう目的で見せるのか?何を伝えたいのか?」
をキチンと考えて描くことは、仕事をするうえでも大切です

描き手本人が楽しいことはもちろんですが、
人に見せるうえで絵を描く目的や意図を改めて意識すべきだと感じました。



道具の制作
10hapyoukai2.jpg

こちらは竹籠を編む時に、底が動かないように固定させる道具です。
完成時にはこの板は外します。
直接的な材料ではないですが、制作には欠かせないとのことです。

作品や商品によっては下準備が必要で、
丈夫でしっかりした質のものにするには大切なことです。

手間暇かける労力は正直たいへんですが、
自分の作品を手にした人が喜んでくれたら嬉しくなります
そして、制作意欲に繋がります!



イメージイラスト
10hapyoukai5.jpg

昔から大きい生き物と小さい女の子の組み合わせが好きで、描いたそうです。

「このイラストは怖がらせるつもりなのか、
ほのぼのとした雰囲気を感じさせるつもりで描いたのか知りたい。」
という質問がありました。

それに対し、描き手本人からは
「今回、特に左上の女性のイラストは怖がらせるつもりで描いた。」とのこと。

描きたいモチーフやテーマが決まっていても、
絵の構図や、画材や画風、色調、キャラクターの表情や仕草などの表現一つで
見る人によっては描き手の言いたいことがキチンと伝わらない場合があります。


どんな表現方法なら人にわかりやすく伝わるのかは、
描くだけではなく人に見せていくことで身についていきます



今回の発表会で特に印象に残ったのは
「絵を描くうえで意識していること。」

創作の根本に、「人に何を伝えたいのか?」ということを明確にする必要があります。

突き詰めれば
「自分はどんな絵を描いていきたいのか?どんな作品を作りたいと思っているのか?」
改めて言葉にするのは簡単なようで難しいです。

スクールのメンバーの中には
「額に入れて飾りたいと思ってもらえるぐらい、綺麗な絵が描きたい。」
「人が見て笑うようなおもしろいものが描きたい。」
「かわいい動物が描きたい。」
「日常的に長く使ってもらえるカバンやポーチが作りたい。」

など、考えている人もいれば、

「絵を仕事にしたいとは思っているけど、何を描きたいのか悩んでいる。」
と、今は漠然としている状態で描いている人もいます。

描いているうちに描きたいものや表現方法がパッと決まる場合もあれば、
今やっていることと180度方向性が変わることもあります。

たとえ方向性や表現方法が変わっても決して今までやってきたことは無駄にはなりませんし、
むしろ、その経験があったからこそ創作に活かされることがほとんどです。


何をしたいのか意識して、現在の自分自身のベストを尽くして一つ一つ作品を作っていきたいです
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