2017/07/21

6月度発表会

毎日暑いですね。
暑さで集中力が途切れてしまうこともありますが、頑張って制作していきたいです。

アートデザインスクール天神橋での月に一度ある発表会では
メンバーは暑さに負けじと作品を見せ、熱く意見を出していました。

今回は、クリエイターコース6月度発表会の作品を一部紹介します。



クロッキー
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クロッキーとは、モチーフの印象を素早く捉えて描くことです。
この画像は、数人のメンバーが描いたものを1枚にまとめています。

「時間内に全身を描ききることを心がけた。」
「1枚の枠の中にキチンと収めるようにした。」
「上半身を大きく書いてしまう癖があるので、癖が出ないように気をつけた。」
とそれぞれ目標を決めて取り組んでいました。

クロッキーは、対象を観察することが大事です
基礎をしっかり重ねていくことで、描けるものの幅が広がっていきます。


キャラクターイラスト
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前回までは、主線と塗りのすべてをパソコンで描いていました。

今回は、塗りを色鉛筆にしたところ、
すべてパソコンで描くより作業効率が上がったそうです。
どうしたら自分が楽に描けるのかは、試行錯誤を重ねないとわかりません。

「ポーズの一つ一つが、どういう状況かが見えてこない。」
「空間がさみしく見える。」
という意見がありました。
それに対して描いているメンバー曰く
練習という意識が強く、モデルを見て描いて満足して終わっている気持ちがある
とのこと

技術を身につけるための基礎固めとして描く練習は必要ですが、
いつまでも「練習」という気持ちでは誰も作品として見てくれません。
自分はこの絵で何をしたいのかを考えて描くことが大事です。



エッセイ漫画
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「一コマ一コマ、線まで気を使っているのがよくわかるけれど、
内容として訴えかけるものが弱い。」という感想がありました。

エッセイ漫画は実話を基にしているので難しいですが、
どこがおもしろいのか、何を描きたいのかしっかりしていないと
読む人には何も伝わらないように感じます。

例えば、日常のあるあるネタを見て共感してほしいのか、
小ネタや紹介で知識や情報を提供したいのか、
読み手に対してのアクションがはっきりしていないと漫画として成り立ちません

漫画のセリフの置き方や読みやすさといった技術的なことはもちろん大事ですが、
何が描きたいのかを根本的にみつめる必要があります。


4コマ漫画
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仕事が行き詰っていた時にストレス発散で描いたものだそうです。
ゆるいキャラクターや、不思議で独特な絵柄とネタで
スクールメンバーのほとんどは作品に引き込まれていました。

ただ、現在の環境や心情で描けているものなので、
今後頭打ちになる可能性があるとのこと。
例えば、書籍や新聞などどこかに載せることを視野に入れて描くといった具合に
方向性を考えることが必要です。


この漫画がどのように展開していくか楽しみです



今回特に印象に残ったことは「目的意識を持って制作すること」

描いている絵をどうしたいのか、誰に見てもらいたいのか、
はっきりと目的や方向性を決めていないと、
描いたという自己満足で終わってしまいます。

物事に挑戦する姿勢は良いと思いますが、
「とりあえず」という気持ちで色々と手をつけていっても飽きたり、しんどくなって
また他のことに目移りして手をつけるという繰り返しになります。

新しい技法や画材やモチーフなど、興味のあること、やりたいことは
人によってたくさんあると思います。
ただ興味があるからだけではなく、どうして取り組むのか、どうしていきたいのか
目的がないと何も身につきません。


取り組んでできないと思ったこと、しんどいことを無理してやる必要はないですが、
やるからには、「極めてやるぞ」というぐらいの気持ちで挑むことが大事です。

スクールの発表会で作品を人に見せることは、自分の目的を伝える機会になっています。
ここできちんと目的を伝えることができれば、絵の仕事をするうえで繋がっていくと感じています。

「とりあえず」と片っ端から手を付けようとするのは「何かしないと!」と焦っているからです。
時間は有限ですから焦る気持ちは誰にだってあると思います。
だからこそ、むやみやたらにではなく一つ一つ目的意識を持って作品を制作していきたいです
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2017/07/14

5月度発表会

年を重ねるごとに月日の流れが早く感じます。
時間は有限なので難しいとは思いますが、1分1秒を大事に制作したいものです。

月に一度ある発表会は
アートデザインスクール天神橋のメンバーが作品を見せ意見を交わす機会になっています。
毎回メンバーは締め切りや目標を設定し一つの区切りとして取り組んでいます。

今回は、クリエイターコース、5月度発表会の作品を一部ご紹介します



キャラクターイラスト
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「このイラストの色の塗り方は意識したのか、自然とこうなったのか?」
という意見が出ました。
同じ方向のストロークで塗ったところは綺麗だけれど、ズボンの陰になっているカケアミ部分が雑に見えてしまうとのことです。

描いたメンバーは、主線、塗り共にすべてデジタルツールを使用しています。
塗りに関してはアニメのようにベタ塗りをするとしんどいので、
アナログのように線画調に塗れないか試してこの形になったようです。

デジタルかアナログ、片方のツールだけで制作することに捉われる必要はありません
例えば、線画をデジタルで描きコピーして色塗りはアナログ、
また、線画を鉛筆やペンなどアナログで描きパソコンに取り込み塗りはデジタル、
と使い分けても良い訳です。

自分はどういう方法で描いたら、ストレスなく楽しく描けるのか、
ということを見つめなおすことが大事だと感じます。



エッセイ漫画
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ブログを作って見てもらうことを想定に描いています。

漫画で大事なのは、「読みやすさ」です。

最初に読む気になるかどうかが重視され、人はそれを4~5秒で判断します。
内容はもちろん大事ですが、「読みやすさ」や「理解のしやすさ」が問われます。

この漫画は今までの漫画より読みやすくできるように、
コマ割りも4コマにする、吹き出しの位置など意識して描いたそうです
今回の発表会で「以前より漫画が読みやすくなった」
という意見があったことから、成果は出てきているように感じます。



組紐

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ストラップやネコの首輪に使えるように制作しています。

編み方は3本とも同じですが、
配色は奇抜にせず、色々な人が使いやすいようにこだわっているとのことです。
よりまっすぐきれいに安定して編めるようにすることが今後の目標だそうで、
次回の作品も楽しみです

「何をどのようにするのか」という目標をきちんと立てて制作することは、
なかなか難しいと思います。

作品を毎回の発表会に出し続けるひた向きな制作姿勢やペースは、他のメンバーにも良い刺激になっています。



今回、主に取り上げられたのは「固定概念、すなわち思い込み」です。

自分の癖や経験からの思い込みで描いた時に、人に伝わらなかったり絵として魅力を感じないことがあります。

そういう時は、当たり前だと思っていることを見直すことが大事です。
改めて「自分の絵はどうなのか?」と向き合うことで、自分には何が足りないのか理解する一歩に繋がります。


例えば、人物や動物をデフォルメして描く場合、骨格や動きなど生物構造上おかしくないか、
他にも漫画を描く場合だと、一般的に使わない言葉遣いや誇張したポーズなどを描いていないか、

といった具合に見る人に違和感を感じさせず、楽しく作品を見せられるのかということです。

物事の常識やルールはきちんと意識しつつ、自分の個性を出して制作していけるかがクリエイターとしての腕の見せ所です


人とコミュニケーションを取る、物をよく観察する、普段しないことにも挑戦してみるなど、
視野を狭めずに行動することを常に心がけていきたいと思います。


一人だとできることは限られるので、色々な人に作品を見てもらったり、意見を交わすことは大事だと感じます。
作品を発表することは、人によっては恥ずかしかったり難しかったりしますが、
発表会という機会を有効的に活用していきたいです
2017/07/04

4月度発表会

今回はかなり遅くなりましたが、アートデザインスクール天神橋
クリエイターコース4月度発表会の作品を紹介します

発表会は、月に一度スクールメンバーが作品を持ち寄り
意見や感想を言い合います。



イメージイラスト
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「女性のキャラクター(真ん中にいるキャラクター)が
子供の頃に住んでいた町に帰ってきて懐かしむイメージで描いた。
自分の中では奥行きが出ている背景が描けて良かった。」

描いたメンバーが話していました。

人物キャラクターと背景のイラストを描きたい気持ちはあるが
背景を書き込む事が辛いので、今後どんなイラストを描いていこうかと
考えている最中だという事です。

趣味で描くならば、時間をかけ楽しく描く事ができるかもしれません。
ただ仕事として考えているのであれば、締め切りまでの時間や
仕事相手が求めている物等、制約があります。

それらを踏まえて、今描いているイラストの完成度で
継続していけるのかを考える事はとても大事
です。

今後、どんなイラストを見ることができるのか楽しみです



女の子のイラスト
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描いたメンバーは
「実際にいる人物を参考にして描いた。
女の子を描いていると髪型や服装等が、自分の中でパターン化をしてしまい
モチベーションが落ちてくる。実際にいる人物を参考にする事で、色々な髪型や服装等
バリエーションが増え、楽しく描くことができた。」
と話しました。

イラストを描いていても楽しくないと感じる時は、
普段とは違う物を描いてみる
(例えば、人物キャラクターばかり描いている人は動物を描いてみたり)
または、いつもと違った画材を使ってみる等をして
楽しく描ける方法を探すことが大事だと思います。

なぜならクリエイター本人が楽しく描けたイラストは、線の勢いや、表現の仕方等で
見た人にも、楽しそうに描いたのだと伝わり魅力的にみえるから
です。

メンバーの話を聞いて、改めてイラストの描き方にも
色々あるのだと勉強になりました



エッセイ漫画
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「ブログを作って、エッセイ漫画をアップしていきたい」
描いたメンバーが話しました。

他のメンバーからは、
「ブログも良いけど、本でまとめて読みたい!」
「全てカラーページだけれど、これからも全部カラーで描きたいのか?
モノクロで描いた方が楽なのではないか?」
と質問がありました。
描いたメンバーは
「今回は全てカラーで描いてみたけれど、途中でしんどくなってしまった。」とのこと。

見栄えをよくするため、全部カラーページにすることも良いですが
色を塗る労力や、ペースを考えた場合、全てをカラーにする必要はないと思います。

表紙や2,3ページだけカラーにして、後はモノクロで描いてみるのはどうか?と
提案がでました

余計な部分を省くすることにより、絵を描く時間短縮にも繋がります。
より楽に、楽しく描くために自分なりの工夫が大事です。




カエルのイラストとラフ画
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「カエルの緑に赤紫が入った、不思議な色合いが好き」という感想がありました。

緑と赤紫は補色の関係になります。
補色とは、赤と青緑や黄色と青紫等、色相環で正反対に位置する色の組み合わせです。

今回、他のメンバーの感想で「不思議な色合いが好き」とありましたが
人によって目がチカチカし気持ち悪く見える色でもあります

ですが、ポスターやチラシでは補色関係を上手く使用し、目立たせることができます。
配色一つで、イラストのイメージが変わるので用途を考えて塗りたいです。



今回、発表会で印象に残ったことは
「描き込みだけが絵の良さではない」ということです。


上で紹介した「カエル」を描いたメンバーが
「ゆるいアリ」のイラストも出していました。
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「カエルも良いけれど、アリの脱力感ある所が好き」
「このゆるい感じが癒される」
等の感想があり
この絵が好きというメンバーが多数いました。

リアルな動物や人物のイラストや、画面いっぱいに広がる細かな街の風景のイラスト等
情報量が多く繊細なイラストは、とても魅力的です。

しかし、このアリのようなゆるい線で描かれ、そこまで細かく描かれていないイラストも
同じくらい人を惹きつけると感じます。

細かく描き込みの多いイラストや、ゆるく分かりやすいイラスト等
人によっては楽しく描く事ができるイラストは違いますが
自分に無理せず、楽しめる描き方でイラストを描いていきたいです。



例えば、持ち込み用のポートフォリオや公募、個展等、
世の中へ自分の作品を出す前に、発表会で他のクリエイターに見せ
意見を聞ける事は、作品だけではなくクリエイターとしての意識向上にも
つながっていると感じます

次回の発表会では、更に良い作品が出せるように頑張りたいです。